【PT・OT国試対策】支配神経の引っ掛け問題への対策

 近年は、腕神経叢や二重神経支配の筋について出題する傾向が出てきました。筋と神経支配の問題は、出題の形こそ違えど、毎年出題されます。

 出題者の意図としては、うる覚えでないかを問いたいわけですから、回答者がしっかかりやすそうな筋を探してきているように感じます。

 そこでよく出題されるのが、橈側手根屈筋、尺側手根屈筋、長橈側手根伸筋、短橈側手根伸筋、尺側手根伸筋です。これらの神経は、骨由来の名称がついているにもかかわらず、必ずしも支配神経が骨由来の名称の付く神経に一致しないので、回答者を混乱させやすいです。

これらの筋と支配神経について丁寧に押さえておきましょう。

  •    橈側手根屈筋・・・・・正中神経
  •    尺側手根屈筋・・・・・尺骨神経

 屈筋側は、橈側と尺側で支配神経が異なります

 

  •   長・短橈側手根伸筋・・・・橈骨神経
  •   尺側手根伸筋・・・・・・・橈骨神経

 伸筋側は、橈側と尺側で支配神経はともに橈骨神経で同じ神経です。

 

 国家試験の勉強をしている方からすれば当たり前すぎる知識かもしれませんが、勘違いを誘う問題に使われやすいので注意してください。

 なお、5つ中2つ選びなさいという問題が増えています。完全自信をもって、正解を選択できる容易にしておきましょう。

ホーム  国家試験関連の記事

コメント