国家試験の模試の点数が上がらず凹んだ時に読んでください

 


 国家試験も大詰めです。「まだ得点が足らない」、「あと何点あげなければならない」と切羽詰まっていることでしょう。ここで、あと何点取らなければと自分を追い詰めすぎているのなら、ぜひとも試験では、「どれだけ間違えられるのか」という発想を持ってはどうだろう。心が楽になり、余裕が生まれる発想法を提案しておきたいと思います。

理学療法・作業療法の国家試験配点

 理学療法士・作業療法士の国家試験は、280点満点です。168点(6割)取れば合格です。
 国試問題の構成は、次の通りです。
  ①解剖・生理・運動 1点✕50問=50点
  ②臨床医学     1点✕50問=50点
  ③専門問題     1点✕60問=60点
  ④専門の実地    3点✕40問=120点    合計=280点

合格点に関する発想の転換

 168点(6割)を取ると合格できるとすでに書きました。ここで発想を変えてみてはどうでしょうか。280点満点中168点取ると合格というのは、言い換えると、112点(4割)分は間違った答えを書いても合格できるということです。
 例えば、④専門の実地問題は、1問につき3点取得できます。 この問題を頑張って、7.5割の90点取ることができれば、残りは、78点取ればよいわけです。①、②、③の計160点を通じて78点を取ればよいのですから、82点分(51.2%)、実に5割以上も間違ってもよいのです。このように考えたらできるような気がしませんか。

試験時の心の持ち方

 「確実に取れるものを取っていく、間違ってもよい問題がたくさんある」というくらいに構えて試験に臨むといかがでしょう。決して試験をなめてはいけませんが。ただ、やはり、配点の大きい、1問3点である問題は確実にとっていきたいですね。

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