【受験生必見】ケアレスミスを無くすマークシートの見直し方



 あと1か月もすれば2020年度の国家試験にむけて模擬試験の連続です。
 今年度は、新型コロナウイルス感染症のことも考えて早めの対応が必要です。
 国家試験の難易度に左右されることないように一定の実力をつけておきたいです。
 実力を正確に測るため、そして、国家試験当日に取りこぼしを起こさないために、ケアレスミスを0にすることが必要です。
 国家試験では、午前と午後に分かれて、100問ずつ、計200問を解きます。
 問題は、五択で出題され、適当な数値を選び、マークシート内の数値を塗りつぶします。
 また、数値選びは、近年、1つ選ぶ場合と2つ選ぶ場合があります。見直し方法を決めずにに臨むことは避けた方がよいでしょう。

マークシートでミスが起こる理由

 ミスを起こす理由は、大きく分けると次の3点に絞られます。

1)試験問題の読み間違い

問題で問われていることを勘違いしたり、「正しいものを選べ」とあるのに「誤ったもの選ぶ」あるいはその逆です。これは誰にでも起こりうることです。

2)転記するときのミス

問題を正しく説き、回答番号にいきついているにもかかわらず、マークシートを塗るときに、誤った番号を塗ってしまいます。問題用紙に自分が導き出した回答番号を書いているのに、その番号と異なる番号のところを塗ってしまうパターンです。

3)必要回答数の間違い

数値選びにおいて、1つ選ぶ場合に2つ選んだり、2つ選ばなければならないのに1つしか選ばないという回答数の間違いがあります。回答数を間違うと、その時点でその問題の不正解が確定してしまいます。

ケアレスミスを0に近づける方法

 対策は、見直しを3回することです。上記のミスの観点から目的別に1回ずつ計3回以上の見直しがケアレスミスゼロへの近道です。

1回目は、試験問題の読み間違いがないか

2回目は、自分の選んだ回答とマークシートの適切な箇所が一致しているか。縦書きのマークシートと横書きのマークシートにも気をつけてください。

3回目は、1つ選ぶところは1つ、2つ選ぶところは2つ回答しているか、問題の中身は見ずに回答数が合っているかをみます。

3回に分けるのがポイントです。

 人間は一度に複数の作業をすると精度が落ちたり、集中が続きにくくなります。ケアレスミスを予防してよい結果を出してください。

学生さんが行った模擬試験の結果をみていると、1つ選ぶところで2つ選んでいたり、あるいは2つ選ぶところで1つしか選んでなかったりしている方がいます。
 200問中8個こうした選択数のマークミスをした答案を私は見たことがあります。この回答者は、無条件で8点以上の減点を受けることになります。
 極端な例かもしれませんが、皆さんも選択数のマークミスをした経験をお持ちだと思います。私はこのミスが最ももったいないミスだと思っています。試験日までおよそ5か月。頑張りましょう。

第56回理学療法士作業療法士国家試験

 日程:令和3年2月21日(日曜日)
 合格発表日:令和3年3月23日(火曜日)

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