【風化させてはダメ】通天閣が黄色の意味と理由


通天閣のライトアップは、府民に感染状況を知らせる独自基準「大阪モデル」にしたがって行われるようになった。しかし、ライトアップの基準は、数回見直されている。

大阪モデルの基準
①感染経路不明者の前週増加比、②感染経路不明者数、③新規陽性者の発生状況としている。

2020年5月8日より運用された基準

①~③のうち1つまたは2つ該当すれば → 黄色
①~③のすべて該当すれば        → 赤色

2020年6月22日の修正された基準

①②が該当するとする基準は据え置き。③は該当しづらく変更
①~③のすべて該当すれば       → 黄色  へと変更
※これまでの赤色の基準が黄色の基準へと変更された。
そして、赤色の点灯は、これらの基準に加え、重症病床の使用率を使った新指標を導入した。
さらにこの22日の基準は、29日に該当すると判断する基準をさらに引き上げ、警戒ライトがともりにくくされた。2020/06/30読売新聞記事を参考にした。)

新型コロナウイルス感染症拡大により、7月12日に通天閣が黄色にライトアップされた。
それ以降ずっと黄色である。この写真は、8月15日にとったものだ。
昨日(9月29日)に通天閣をみたが、依然、黄色は変わらない。
要警戒なのである。

現在の警戒レベルは、基準を導入した当初では何色になるのか?

基準導入した当初も、かなり慎重な基準を導入しているようなことを言っておられたと記憶している。
にもかかわらず、その基準がどんどん引き上げられ、警戒レベルを示すライトが灯りにくいように見直されている中、黄色が灯され続けている。
どこまで緊張感を持った警戒をすればよいのか、正直わからなくなる。

もう一つの懸念

確かに新型コロナウイルスへの対処法が明らかになってきて、付き合い方も何となくわかった来た。

経済活動も行っていかないと様々な弊害がある。

しかし、コロナは終息していない。今も新規感染者は毎日出ている。

ゆえに黄色なのだ。

黄色に慣れ、導入した当初の緊張感が風化し、警戒感が緩んできてやしないか。

昨日、通天閣を眺めて改めて思った。

コロナへの警戒が風化して、街全体が油断したころに、感染拡大が起こることが心配だと。


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